ヒト型レスキューロボットコンテスト2023 要救助者人形
「ヒト型レスキューロボットコンテスト 2023」では、要救助者人形として、デッサン人形「デリーターモデル人形(男)」身長320mm、質量160g(加速度センサ無線タグ・電池込み)を用います。
競技開始前に審判がベッド(300×210×60mm)の上に人形を設置します。その位置はベッド中央付近で、頭をゴールに近い方向に向けます。また、その姿勢を以下の写真のように定めます。関節の角度は定めていないのでばらつきがあります。
競技中に人形を置き直す必要がある場合、2023年からは審判ではなく競技者が行います。その場合もこの定めに従って人形を置いてください。その後に審判が確認し、審判のコールで競技を再開します。
人形には、加速度センサ無線タグを内蔵しています。それは、モノワイヤレス社のTWELITE 2525A(現在生産終了、後継機種はTWELITE CUE)です。人形の胸部パーツの背中側を直方体形状にくり抜き、その中へ無線タグを埋め込んでいます。その写真を以下に示します。センサから得られた加速度の3成分を無線でフィールド外のPCへ送信し、その値を基に胴体が受ける衝撃と胴体の傾きと算出し、審査員や観客に実時間で提示します。また、それらの積算値からセンサポイントを決定します。