ヒト型レスキューロボットコンテスト2021規定
「ヒト型レスキューロボットコンテスト2021」の規定です。
審査のポイント
ヒト型レスキューロボットコンテストでは、「ヒト型ロボットが災害現場で活躍する未来」を想定しています。その競技では、迅速さだけではなく、「要救助者をやさしく救助する」ことを求めています。ヒト型ロボットでそれを実現するのはチャレンジングな課題ですが、参加者の創意工夫を期待しています。「人間を助けるやさしい気持ち」をロボットで表現してください。
2020年からの主な変更点
- 審査員点の配点を変更し、要救助者人形の扱いを重視することにしました。要救助者搬送を行わなかった場合や,要救助者人形の扱いが不適切な場合は,審査員ポイントを最大でも120点(300点満点中)しか得ることができません。
- トンネルや段差の移動 20点 → 10点
- ガレキ除去 20点 → 10点
- 要救助者人形の扱い 20点 → 60点
- 道具の使用 20点 → 10点
- 全体のパフォーマンス 20点 → 10点
- 各タスクにおいて距離を明示的に定めることにしました。
- トンネルくぐり: スタートラインからトンネルの手前側長辺までの距離 300mm
- 段差乗り越え: 第1サブゴールラインから段差の手前側長辺までの距離 300mm
- ガレキ除去: 第2サブゴールラインから要救助者人形の腰部までの距離 300mm
- 要救助者搬送: 要救助者人形の腰部からゴールラインまでの距離 900mm
ビデオ審査方式の概要
2021年は、昨年に引き続きビデオ審査で開催します。その概要は以下の通りです。競技に参加される方は必ず、規定を読んで詳細を確認してください。
- 四つのタスクごとにビデオを撮影しそれを競技参加者が自分でYouTubeにアップロードしてください。
- ビデオは何度でも撮影し直してもかまいません。タスクごとに最も良い内容を提出してください。競技規定には「反則」「失格」「リトライ」「リタイヤ」「ケーブル操作」の説明を残していますが、それらに該当しない内容にしてください。
- タスク実行中は、撮影を止めたり後からビデオの内容を編集したりしないでください。
- タスクのビデオ以外に、ロボットやフィールドの状況を説明するビデオもアップロードしてください。
- フィールドや要救助者人形は競技者が用意してください。ただし、フィールド全体を用意する必要はなく、タスクごとに必要な部分があれば構いません。
- 今年も「新競技提案部門」を設けます。
競技規定
電波利用に関する注意
2018年から電波法に則った検査を実施していますのでご注意ください。適法な機器を使用し、適法な運用方法を採ってください。例えば、無線カメラとして5.8GHz画像送信機(VTX)を使用するには、アマチュア無線の従事者免許の取得と無線局の申請が必要です。そのためロボットの検査で無線従事者免許証と無線局免許状の確認を行います。それが確認できない場合は、本競技で利用することはできません。
競技説明画像集
競技説明画像集のページをご覧ください。
要救助者人形
要救助者人形のページをご覧ください。
競技フィールド
各部の縮尺は厳密ではないことに注意